最新の対処状況は「更新情報とドメイン喪失からの復旧状況」を確認ください。(2023/10/31)
記事タイトルを変更しました。(2023/09/14)
更新情報
この8月15日にホームページを更新しました。主な変更点は次の通りです。
- 「5 LINE RPG ゴーストオブイツシマ」の Web 版を公開しました!15日時点では用意できていなかったゴーストオブイツシマのフローチャートを21日に追記しています。
- ホームーページ部分について pb-100.ga ドメインを失ったことで切れていたブログ記事へのリンクを修正しました。ブログの記事中からホームページへのリンクの修正は未だです。ご不便をおかけし大変申し訳ございません。
- 発表済のゲーム作品(「トロネコの大冒険4」「Mr.T」「Black♥Jack」「Square」)に目次ページを用意しました。
- 表記の誤りの修正、推敲、若干の追記をいくつかのページに行いました。
最新の hamura.css (Version 0.10.0)を取り込んでいません。もう少々お待ちください。(誤りでした 2023/10/31)
特に「ゴーストオブイツシマ」については、Web 版の為に大量の技術ドキュメントを書きました。読み応え十分ですが、娯楽として愉しめるのはペーパーウェア版です。
紙メディアで出せる面白さは HTML では難しいですし(*1)、HTML で出来る詳細・長大な解説は、紙メディアには向きません。今回は両者の長短がよく分かりました。
そうそう、各ページにはペーパーウェア版の為に制作したモノクロイラストに、テキトーな彩色をしたものを掲載しています。ドキュメントともどもエンジョイください。因みに、当ホームページのサムネイル画像はクリックで拡大します。
*1 例えば紙メディアの自在なレイアウトは、様々なアクセス手段での閲覧性を考慮しなくてはいけない HTML 文書では、都度に膨大な開発と検証の工程が発生してしまい、当ホームページの体制では現実的ではありません。
ドメインを失って pb-100.ga にアクセス出来なくなった件について
2019年から4年間利用してきた pb-100.ga ドメインを失いました。当面は、これと併存してきた来た pb-100.appspot.com で公開して参ります。記事執筆時点の復旧作業状況にジャンプする。
日時 | 出来事 |
---|---|
19/04/30 | Freenom で取得した pb-100.ga ドメインの使用を開始。 |
20/06/03 | 2つのブログのドメインも pb-100.ga のサブドメインにしたことから、現在も殆どの記事が Google にインデックスされていない状況です。 |
23/06/05 | Google アナリティクスでは6/5以降に pb-100.ga へのアクセス記録は無し。 |
06/12 | 滝本飛沫氏からの問い合わせで認識する。Freenom が無料ドメイン「.ga」の運営権を失い、ガボン共和国に返還された。その際に数百万件のドメイン名が削除されたことが原因。 |
06/13 | PBロッキーが放心状態で、復旧ロードマップを示せないことをアナウンス。 |
08/14 | ブログのテンプレートを修正して pb-100.blogspot.com, pbrocky.blogspot.com にスタイルとスクリプトが復活する。 |
08/15 | 今回のホームページ更新のお知らせを Twitter で先行アナウンスする。 |
08/21 | 「ゴーストオブイツシマ」にフローチャートを追記する。 |
現在 | 最新の対処状況は「更新情報とドメイン喪失からの復旧状況」を確認ください。(2023/10/31 追記)
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オフィシャル文書を確認すると…
今年6月頭に Freenom 社からアフリカのガボン共和国へ、.ga ドメインの運営権が返還された際に、ドメインの移行が行われず削除されたのが原因でした。
ガボン共和国のデジタルインフラ機関「ANINF」と、この返還を支援したフランスのネットワーク情報センター「Afnic」の出した文書によると、以前の運営者がドメインデータを提供していないため
としています。記事の最期に当該文書の deepl 翻訳を収録していますが、Freenom 社について厳しい指摘がされています。
今年3月には、Freenom 社が Facebook を運営する Meta 社から提訴され、無料ドメインが不正サイトの温床になっていると指摘されている、との報道もあります。こういった動向に鈍感であったことが、今回の失態の遠因といえそうです。
独自ドメインによる運用の技術的理由
ここで、Web サイトを開設した Yahoo!ジオシティーズから移った pb-100.appspot.com で提供すれば良いのに、何故ドメインを取得したのか?という疑問を抱かれるかもしれません。
Web ブラウザの組み込みストレージには、オリジングループ毎にサイズの上限が設定されています。つまり、当ホームページのように *.appspot.com, *.blogspot.com で配信される Web サイトは、他の Web サイトと上限を共有することになります。
将来的にストレージを使う Web アプリケーションを提供する際に適当ではないという判断をしましたが、完全に裏目に出てしまいました…
また、グループリミットというもうひとつの制限もあります。これは、グローバルリミットの20%として定義されます。それぞれのオリジンは、グループ (オリジンのグループ) の一部です。グループは、eTLD+1 ドメインごとに1つ作られます。例えば次の通りです。
mozilla.org
— グループ1、オリジン1www.mozilla.org
— グループ1、オリジン2joe.blogs.mozilla.org
— グループ1、オリジン3firefox.com
— グループ2、オリジン4このグループでは
mozilla.org
、www.mozilla.org
、joe.blogs.mozilla.org
が、合わせてグローバルリミットの 20% を上限としてストレージを使用できます。firefox.com
は、別に 20% の上限を持ちます。
さいごに
PB-100の宇宙の英語名が Galaxy of PB-100 であることから、Freenom 社が提供する無料ドメインの中から .ga を選びました。この .ga が無料ドメインの中で最も酷い事態となってしまいました。他のドメイン提供会社を利用することで再取得は可能のようですが、年間利用料が3000円程度とのことで辞めておきます。他のお値ごろドメインと同程度の1000円なら取得したと思います。(2023/09/14 追記)
最初に選択した無料ホームページサービスがジオシティーズであったお陰で、時代の荒波に揉まれることもなく運営出来ていた当ホームページでしたが、ここに来て痛恨の一撃を貰ってしまいました。
ドメインを失うというヘマをやらかしたことで、せっかく育っていた Web 屋としての自信が砕けましたよ。
ではでは、今後とも PB-100の宇宙をよろしくお願いいたします。最後になってしまいましたが、ガボン共和国の発展を祈念いたします。
付録「Afnic / .ga ドメイン名はまもなくガボンの管理下に戻る」(deepl 翻訳)
.ga ドメイン名はまもなくガボンの管理下に戻る
Libreville, 2023年5月30日: ガボン共和国のデジタル・インフラ・周波数国家機関である ANINF は、2023年6月3日(土)より、レジストリと国家 TLD .ga の完全な管理を引き継ぐ。経済成長著しいガボンでは、ドメイン名保有者とデジタル・エコシステムをより良くするために、このようなガバナンスの変更が長い間行われてきた。バックエンドのレジストリ運営会社の切り替えは、フランスのネットワーク情報センターである Afnic の支援を受けて実施される。
これまで .ga TLD を管理してきた Freenom 社がインターネット・コミュニティに満足のいくサービスを提供できなかったため、ガボン当局は現在の契約を終了し、ガボンの国別 TLD の管理を内製化することを決定した。この決定は、中央アフリカ第3の経済大国であるガボンが、企業、団体、機関、個人のオンライン・プレゼンスをサポートする信頼性の高いデジタル・ツールを必要としていることに裏付けられている。
6月7日: .ga ドメインが Afnic の技術支援により ANINF に移管される
過去1年間、ANINF は、デジタル主権回復の要である .ga TLD の管理を取り戻すという課題において、Afnic に技術的および運営上の支援を求めてきた。6月上旬、ANINF と Afnic は、.ga ドメイン名の登録と解決のインフラをガボンとそのサービスプロバイダーである Afnic に戻すための切り替えを実施する。
この TLD は、最高水準のサービス品質とセキュリティで運営・管理され、ガボンのインターネット発展に不可欠な役割を果たすことになる。そのためにも、ANINF とガボンのインターネット・コミュニティは、このドメインが全世界に開かれたものであり続け、個人、団体、企業を問わず、ガボンに関心や好意を持つすべての人々に利用されることを願っています。
ダイナミックなデジタルエコシステムを支える健全な基盤へ
ANINF は、.ga ネームベースには現在700万以上のドメイン名がストックされていると推定している。しかし、独立機関は .ga ドメイン名には技術的な不正利用が蔓延していると考えている。今回の切り替え作業の一環として、数百万件のドメイン名が削除される予定ですが、これは、以前の運営者が該当するデータを提供していないためです。
これらの削除がデジタルエコシステムに与える影響を最小限に抑えるため、ANINF はレジストラネットワーク全体で大規模な意識向上キャンペーンを実施しています。その目的は、現在の顧客のドメイン名の移行を確実にし、新しいドメイン名登録システムへのアクセスを容易にすることです。また、このキャンペーンは一般消費者も対象とします。Afnic が主要な TLD に技術支援を提供するのは今回が初めてではありません。400万の .fr ドメイン名と20の TLD を管理する役割で知られる Afnic は、.mma や .leclerc のようなビッグブランドであろうと、.sn のような ccTLD であろうと、アクティブなドメインをサポートしている。